登録販売者受験のすすめ
【はじめに】
皆さん、初めまして。
アフロ先生こと岩堀禎廣(いわほりよしひろ)です。私は、現在、表参道で会社を経営しながら、いわゆる「専門家」が話す正しいけどわかりにくい話を「専門ではない一般の人」にわかりやすく伝えるようなお仕事をしています。
今回、このホームページでブログの連載を始めることになりました。せっかくですから、登録販売者のお仕事や勉強法、受験のコツから就活相談まで、ちょっと興味がある方から合格してお仕事探しをする方まで、幅広く役に立つ情報をお伝えしていければと考えています。なかでも、高校生や日東駒専といわれる大学より、偏差値が低い大学に通っている方で、来年以降に就職を希望する方に特に力を入れてお伝えしていきたいと考えています。その理由は後ほど、お話しします。できるだけ、「面白くてためになる」「楽しくて役に立つ」ようにしていきたいと考えていますので、感想や要望、質問など、編集部宛に、どしどし送ってくださいね。お待ちしています。結構、いろいろ長く書いてあるのに、気が付いたら読み終わっていた!的なものを目指しています。よろしくお願いします。
さて、みなさんは「登録販売者」という資格を知っていますか?これは、今、私が薬剤師免許の次に、お勧めしたい資格なのです。その理由をお話しする前に、登録販売者という資格について、お話ししていきたいと思います。もともとは、ある理由があって、「ドラッグストアには薬剤師が居なければならない」ということになったのですが、「そんなこと言われても薬剤師が足りない!」という声もあり、実際に「薬剤師がいるフリ」をして、嘘をついてお薬を売って捕まったドラッグストアもあったりして。なので、じゃあ「薬剤師でなくても、お薬を売れる資格をつくろう!」「そしたら、薬剤師が足りなくてもドラッグストアが営業できて、お客さんもお薬が買えるようになる!」ということで、できた資格なのです。なので、登録販売者は「薬学部に6年間通っておよそ1200万円の学費を払い、国家試験に合格して薬剤師になる」ことをしなくても、「お薬が売れる」資格なのです。平成20年に、この資格ができてから、5年とちょっとが経ちました。最初の3年間は、もう既にドラッグストアに努めている「薬剤師以外のスタッフ」が受験する資格でした。それから、だんだん「ドラッグストアに務める前に受験して、資格を取ってドラッグストアに就職する」資格になってきましたが、あるハードルがありました。それは、受験資格です。平成26年までは、登録販売者の受験をするために、「学歴またはドラッグストアでの実務経験がある程度必要」だったのです。それが平成27年、つまり去年から変更になりました。そして、現在は、学歴も実務経験も不問になりました。つまり「誰でも受けられます」。大事なことなので、もう1回、繰り返しますが、登録販売者の試験は「誰でも受けられます!!!」。それなのに大きなメリットがあるため、私はこの資格をお勧めしています。次に、私がこの資格をお勧めする理由、この資格をゲットするメリットを「資格の特性」「就活の苦しさの回避」「将来、ジャンプアップできる!」という3点に分けて詳しく説明していきます。
【資格の特性!】
<お薬や健康に詳しくなれる!>
この資格は、お薬が売れる資格ですので、勉強すると「お薬や健康に詳しく」なります。ハーバード大学が70年かけて調査した研究の結論は、人間の幸せに最も影響を与える要素は「質の良い人間関係」と「健康」でした。自分自身の健康、将来は家族の健康管理や体調管理等、毎日の生活の中でとても役に立つことが学べます。
<お財布に優しい>
登録販売者は高いとはいえませんが、それなりの給料を安定して手に入れることができます。それだけだと、「なんだ、それなりか・・」と思うかもしれませんが、この時代、安定して給料をもらえるのは、それだけで、派遣などのお仕事より安心して生活ができるという点でメリットがあります。それだけではなく、思わぬ「お財布に優しい面」があります。それは、主な就職先がドラッグストアとなるため、「社割が使える!」ということです。食品、化粧品、生活用品、衛生用品などなど、みなさん、かなりの量をドラッグストアで買いものしているのではありませんか?それが、全部、社割が効くことを想像してください。特に、化粧品など高額なものは、とってもお得になります。また、資格取得に学費などがかからず、試験に通ればOKというのもお財布に優しいメリットです。
<資格取得までが早い!>
確かに、薬剤師になれれば、いろいろ良いかもしれませんが、受験して大学に合格し、6年間、学費を払い、国家試験に合格しなければなりません。お金も時間の労力もかかります。でも、登録販売者は、受験資格や年齢制限もありません!中学生でも、高校生でも、やる気さえあれば誰にでもチャンスがある資格です!確かに、決して楽に合格できるとは言いません。合格率も40%と高くはありません。でも!!!!合格後のメリットを考えれば、メリットの割には良い合格率と言えるのではないでしょうか。
【就活の苦しさを回避できる】
登録販売者の資格は「就活に有利」です。この資格を持っていれば、全国、ほぼどこでも仕事に困ることがありません。それは、このサイトの登録販売者募集の量をみても納得できるのではないでしょうか。数多くのドラッグストアが登録販売者を求めています。この「有利に就職できる」ということは、「就活の苦しさを回避できる」というのと同じことです。世の中の就活性は、来年の3月に就職するために夏からインターンに行き、エントリーシートを書き、説明会に行き、面接に行き、内定をもらうまで、何十社も落ち続けます。本当です。内定がスムースにもらえるのは、国公立や早慶くらいの就活性までで、明治、青山、立教、中央、法政レベルでも、内定はもらえたとしても希望する職業に就くのは難しい状況です。でも、みなさんは、合格して、このサイトの求人に応募すればOKなのです。たった、それだけで就職することができます。そして、就活の苦しさを回避することができるのです。
就活が、どれほど苦しいかということを示すデータがあります。現在、「就活鬱」が社会的大問題になっていて、就活生の7人に1人は鬱状態であるデータが悲惨な現状を表しています。さらに、就活による自殺者は年間200人にも上るとされています。また、就職できたからといって、幸せになれるとは限りません。一生懸命勉強し、東大合格、卒業し大手企業入社を果たしても、過労、重労働を強いられ自殺といった暗いニュースも聞こえてきます。本人ご家族共に描いていたであろう輝かしい人生が就活、就職により潰されてしまう、そんな事があってはならない!職に就いた後の生活、人生の充実度と仕事のバランスもとても大切な事だと思います。もし、就職して、職場が合わなかったら、さらっと転職すればOKです。募集先はたくさんありますから、合わない職場でがんばらなくても良いのです。この点でも「登録販売者」とても魅力的ですよね!
【将来、ジャンプアップできる!】
登録販売者って実際、経済的にはどうなのか?また、将来どんなキャリアアップが望めるのか?皆さんも気になるところかと思います。実は登録販売者は、超!ジャンプアップできる資格なのです。
<同世代との差別化ツールになる>
例えば、16~22歳で登録販売者の資格を取得して、18~22歳で入社したとします。2~3年後は他の職種の同世代の人たちと収入面も役職も変わらないかもしれませんが、4~5年後はどうでしょう?ドラッグストアの店長や、マネージャーになれる可能性があるのです。例えば、あなたが高校でこの資格をとり高卒で就職したとします。あなたの同世代の友達が大学を卒業して就職したとします。4~5年後、あなたの友達は、まだ何の肩書もない平社員である確率が高い年齢です。それに比べてあなたは、店長など責任のある役職を得られている可能性が高いのです。この時点で既に1つジャンプアップです!責任ある役職を得られれば、当然、給与もアップします。社会人としての責任あるポスト、安定収入を得る事で、若くても家庭を持つことも可能です。もしも同じ登録販売者という資格を持つ配偶者であれば、収入は一気に2倍です。そうなると「高給取りの旦那と主婦」という組合せと同じ経済力を家庭としては持つことができます。しかも、とても安定しています
その頃、他の同世代の人たちは、下っ端のままで、まだまだ仕事を通しての安定も得られず、責任ある役職は愚か、仕事内容は事務・雑用のみ・・なんてことも多々あるのではないのでしょうか。
登録販売者として、キャリアを積んでいけば、若くして安定した収入と、責任ある役職が見込めるのはとても魅力的だと思います。
<誰でも受けられる!年齢も学歴も関係ない!>
中卒、高卒だと、なかなか社会人として役職ある仕事に就く事は難しいのが、今の日本の現状です。学校に通おうと思っても、費用を捻出する事も簡単ではありません。短大、女子大でもなかなか就職が見つからないなんてことも・・。
そんな中、登録販売者は、何歳からでも!やる気さえあれば!一発逆転を狙える資格なのです。と、いうのは、2014年、登録販売者の受験資格に年齢制限が取り払われたのです。したがって、「誰でも」受けることが可能なのです。中卒でも、高卒でも、おばちゃんでも!関係なく、受験することができるのです!
<確実に「食べていける」資格>
登録販売者という資格は、タンスの肥しになる様な資格ではありません。ドラッグストアでは、とても需要のある、「使える」「実用的」な資格なのです。たいへん安定しており、確実に「食べていける」資格であり、ひっぱりだこなので、「食いっぱぐれる」事もありません。正直に言いますと、就職先で万が一、相性が合わなければ、次の就職先もすぐに見つけることができるでしょう。次の就職先のアテがないから、辞めたいけど、生活があるからやめられない・・なんてことはないはずです。だって、登録販売者は、ひっぱりだこなのですから。その証拠に、このサイトだけでも、こんなに求人があるのですから。登録販売者が就職先を「選べる」のです。自分たちが、ふるい落とされるのではなく、「選べる」なんて心がぐっと楽になりませんか??勉強は、きっと大変かもしれませんが、今頑張れば、「登録販売者」は将来必ずあなたを助けてくれる資格となるでしょう。是非、一緒に登録販売者を目指しませんか?私たちも、全力でサポートさせていただければと思います。
次回は、「登録販売者の資格試験の勉強を始める前にやること」をお話しする予定です。
では、ごきげんよう!
アフロ先生より